「戦艦」大和は、どんなつくりをしているのだろう?
呉湾にいる現代の船とどんな違いがあるのか、いろんな船と見比べてみよう!
戦艦「大和」(軍艦)にしかないもの
艦橋
航海や戦闘の指揮や見張りをする場所。
現在では名称を変えて、船橋と呼ぶよ。
カタパルト
ふねから航空機を飛ばすための装置。
火薬や蒸気のちからを使うよ。
大砲
火薬のちからを使って大きな弾丸を発射する装置。
ふねの中で1番大きい大砲のことを主砲と呼ぶよ。
対空兵装
空を飛ぶ航空機への攻撃に重点をおいた武器や装備。
菊の御紋章
菊の花の形をした紋章。
天皇家で使われていたよ。
現代の船にもあるもの
甲板
船の上の平らな部分。
現代の船のフェリーには、景観を良くした様々な工夫があるよ。
「シーパセオ」写真提供:瀬戸内海汽船(株)
煙突
煙を外に出す装置。
煙突の下にはエンジンやボイラーなどがあることが多いよ。
「シーパセオ」写真提供:瀬戸内海汽船(株)
舵・スクリュー
羽根のようなものがスクリュープロペラ。回転することで船が進むよ。
一般的にはプロペラの後ろに舵がついていて、パタパタ動くことで船の進行方向が決まるよ。
「シーパセオ」写真提供:瀬戸内海汽船(株)
ビルジキール
船の横揺れを減らすためのもの。
船体の左右両側、真ん中あたりに付いているよ。魚のヒレみたいだね。
「シーパセオ」写真提供:瀬戸内海汽船(株)
喫水線
船体が水に浮かんだ時の水面の線のこと。
喫水線付近が黒色と赤色で分かれているね!
バルバスバウ(球状艦首)
船の先の丸いでっぱり部分。造波抵抗を減らして早く進むことができて燃料が節約できるよ。
これは船を造っている途中の写真だよ。
アンカー(碇)
停泊中の船が流されないように海底に沈める重り。大きな船だと1つの重さが10トン(10,000kg)近くになるよ。