第3回目の今回は、10分の1大和の艦首(かんしゅ)部分に注目してみましょう。
何か気づきますか??
なにか、ふくれているね!?
気づいたね! このふくれた部分をバルバスバウ(球状艦首・きゅうじょうかんしゅ)と言います。このバルバスバウは、造波抵抗(ぞうはていこう)を減らすはたらきをします。
造波抵抗って?
船の仕組みならワシに任せるんじゃ!
船がすすむと水面に波が起こり、船が進みにくくなってしまう。この力を「造波抵抗(ぞうはていこう)」というんじゃよ!速度が速いほどこの「造波抵抗」は大きくなる。そこで、バルバスバウの出番じゃ!
世界最大のバルバス・バウ(球状艦首)
大きな丸い球がくっついているような部分を、バルバス・バウ(または球状艦首・きゅうじょうかんしゅ)といいます。
艦(ふね)がすすむとバルバスバウは波をつくります。この波が、艦首(かんしゅ)の「造波抵抗(ぞうはていこう)」を打ち消し、減らすことができるのです。
その分、艦は速くすすむことができます。燃料も節約できますね。
艦(ふね)がすすむとバルバスバウは波をつくります。この波が、艦首(かんしゅ)の「造波抵抗(ぞうはていこう)」を打ち消し、減らすことができるのです。
その分、艦は速くすすむことができます。燃料も節約できますね。
大和は他の戦艦と比べて、長さが短く、幅が大きい形をしていたんだ。
この形だと、速く進むのは難しいけど、防御力や安定性能、船体抵抗のつりあいから仕方がなかったんだ。
そこで、少しでもはやく進めるように対策したのが、このバルバスバウ(球状艦首)だったんだね!
ガンタ、goodじゃ!!
戦艦「大和」以外にも、バルバスバウは使用されました。たとえば・・・・
空母(くうぼ)「翔鶴(しょうかく)」にも、バルバスバウがついていたんだよ!
航空母艦(こうくうぼかん)は「空母」とも呼ばれます。飛行機をはこぶ艦(ふね)だよ!
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