船の重さ(おもさ)
今回は、
船の重さ(おもさ)と
速さ(はやさ)について説明するよ!
船って、ものすごく重いでしょ?
船のおもさってどうやってはかるんだろう?
船のおもさは、実は水ではかります。
えぇ?「水で重さをはかる」ってどういうこと?
はかりを使うのではなく、船が水面の下で押しのけた水の量 で分かります。
この水の量のことを排水量(はいすいりょう)とよびます。
実際にはこんなに大きな水そうはないから、船をつくる時に
どの部分に
どんな材料を
どれだけ使うかを
計算して、船の重さを求めるんだよ。
船の速さ
じゃあ、船はどれくらいの速さで水の上を
走っているの?
例えば戦艦「大和」は、最大速力27.5ノットで走ることができたよ。
「ノット」?
初めて聞くなぁ。
1ノットはどれくらいの速さなの?
用語解説
「ノット(knot)」というのは、ロープの結び目のこと。
16世紀の中ごろに、ロープに結び目をつけたハンドログという道具を海に流して、決められた時間にどのくらいロープが繰り出されるかで船の速力を測っていたことに由来(ゆらい)します。
現在、1ノットは1時間に1.852km進む速さです。
「大和」の最大速力27.5ノットは、およそ時速51km。
自動車と同じくらいなんじゃ。
普段(ふだん)目にする、他の乗り物とも比べてみよう!
※タンカー「日精丸」・・・・・第二次世界大戦(だいにじせかいたいせん)が終わった後に、呉でつくられた当時世界一(今でも日本一)の大きさのタンカー