回転の科学~安定して飛ぶ方法

風船ロケットを作って実験してみよう!
①長い風船の真ん中をこぶ結びにします。

結び目の横を切って,風船を2つにします。




②2つの風船をふくらませ,先から5センチのところにビニールテープを2回まきます。
③画用紙で羽根を3まいつくります。


④下からげんこつ1つ分くらいあけて3まいの羽根を両面テープでななめにつけます(もう1本の風船には羽根をつけません)。風船がまがっていたらまっすぐにのばそう。
2つの風船を飛ばしてくらべよう
2つの風船の飛び方のちがいをみて。
羽根のない風船は飛んでいるとき,まわりの空気のえいきょうでフラフラと飛ぶわよ。
羽根をつけた風船はどう? 羽根がついているから、くるくると回転しながら飛んでいくのがわかるわよ。
コマや自転車の車りんなど回転しているものはバランスがくずれても,もとのしせいにもどろうとする力がはたらくので,安定しているの。
羽根がついた風船も回転しながら飛んでいくので,かたむいてもすぐに元のしせいにもどって,安定してまっすぐ飛んでいくのよ。

豆知識 戦艦大和の主砲弾
鉄砲(てっぽう)や大砲(たいほう)から発しゃされる弾(たま)は回転しながら飛んでいることを知っておるかな?
鉄ぽうの銃口(じゅうこう=たまが飛び出す口)には、弾を回転させるための「みぞ」が刻(きざ)んであるんじゃ。弾は「みぞ」にそって回転しながら銃口から発射(はっしゃ)され,しせいを安定させながら,まっすぐ遠くまで飛ばせることができるんじゃ。
戦艦「大和」には46センチの大きな大砲がのせられており,大和の弾も同じように回転しながら約42キロ(東京駅~八王子)という長いきょりを飛んだといわれておるんじゃ