夕焼けの科学 ~明日は晴れる?~
えっ? 夕焼けって作れるの!? | |
【用意するもの】ペットボトル(500ml)10本,牛乳(ぎゅうにゅう),スポイト,強力な懐中電灯(かいちゅうでんとう)
※ペットボトルのラベルははがしてください。 |
|
① ペットボトル10本すべてに水を入れます
② それぞれのペットボトルにスポイトで牛乳を5てき入れてふたをしめます。 |
|
③ ペットボトルを横一列にまっすぐにならべ,部屋を暗くして,真横から強力な懐中電灯で照らしてみると…。 | |
なぜ,夕焼けみたいな色になるの? | |
わたしたちが見ている太陽の光の中には,いろいろな色がふくまれています。 光の中でも,青い光には,空気中のチリや分子にぶつかるとちらばりやすい性質(せいしつ)があります。昼間,太陽はわたしたちの上にあり,太陽からの光が地上にとどく距離(きょり)は短いため,ちらばっていても青色の光はわたしたちにしっかりと見えています。そのため,晴れた日の空は青くみえるのです。 |
|
一方で,赤い光は空気中のチリや分子にぶつかっても,ちらばらずにどんどん前に進む性質があります。 夕方,太陽はかたむいて,太陽からの光が地上に届く距離が長くなるため,青い光やその他の色の光はちらばってしまい,私たちの目には届きません。最後まで進み続けた赤い光だけが私たちの目に届くため,夕方の空は赤く見えるのです。 |
|
この実験では,空気中のチリや分子の代わりに水の中に少しの牛乳を入れて,夕焼けを再現(さいげん)しました。
夕方,太陽は西にしずむよね。夕焼けが見えるということは太陽のある西側が晴れているということなの。 |