音の科学 ~音の伝わり方~
スピンスネイクを作って実験してみよう! | |
工作はボクにまかせて。作り方をしょうかいするよ。 |
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モールが回転したのはなぜ? | |
紙コップに向かって声を出すと,モールがくるくると回転しはじめたわ。 声の高さを変えるとモールはどうなるかしら? |
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「音」は物がふるえる時に出るものじゃ。 わたしたちは,のどのおくにある「声帯」をふるわせて「音」をつくり出しており「声帯」から出た「音」は,口の中でひびき大きくなって口から出て,まわりの空気をふるわせておる。 その空気のふるえは,耳のこまくをふるわせ「声」となって,はじめて相手に聞こえておるんじゃ。 |
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スピンスネイクをみてみよう。 まず,コップに向かって出した声は,コップの中の空気をふるわておる。そのふるえは紙コップそのものをふるわせ,紙コップの上に乗せたモールをふるわせておるんじゃ。高い声を出すとモールは…。低い声を出すと… 。声の高さによって,モールがふるえる速さがちがっておるぞ。 |
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伝声管ってなぁ~に? | |
むかし,船などで使われていた「伝声管(でんせいかん)」って知ってる? 船の中で,はなれた場所の人とお話ができる長いパイプのことなの。 パイプについたラッパに向かって声を出すと,その声はパイプの中の空気をふるわせながら,もう一方のラッパまで伝わっていくという仕組み。 ふるえている空気は,パイプの中だけでひびくから,遠くまで声をとどけることができるの。 戦艦「大和」には,伝声管が146本もあったそうよ。 |
▲大和の伝声管 (引き上げ遺品) |